わたしは、息をしている。
息をして足をはこんだ土地がある。
そこにいた、という証をのこすために
指先でたどる旅。
口からすいこんだ息が
からだのなかで ぐるりとまわって
いのちが続いていくように
わたしは息の管となって
広い土地のうえを
ぐるりとまわっている。